Bye-Bye;Phantomー幻影, Tokyo2003
構成・演出 清水信臣
作品について
この舞台は、「歴史」を忘れ去った身体—「いま・ここ」においてしか、いかなる享楽も見いだせずにいる私たちの「グローバル化された身体」を提示し、俳優の具体的なムーブメント=「うごき」を通してこれに応答していくことにあります。
いわゆる「バーチャル化」によってますます類型化し、美学化していく身体イメージへの批判と、そこからの脱却が目指されるわけですが、ここでそれらはこの10年にわたり世界各地で展開してきた劇団の方法論である「幻肢痛」と「神経系」による(俳優固有な)記憶の恢復と、「戦争の世紀」への「反省」によって相補的に表象されます。
演出 清水信臣
- 出演/Performers(解体社)
- 熊本賢治郎 日野昼子 中嶋みゆき 浦添尚文 青田玲子
- アダム・ブロノフスキ 五嶋久美子
- ゲスト
- 田野日出子
- Mads Mazanti Jensen (デンマーク)
- Staff
- 舞台監督/三津 久
- 照明/ 河合直樹 (有)アンビル
- 映像/秦 岳志
- 振付/ 日野昼子
- 音楽・音響/落合敏行 太田久進
- 技術/野中 真
- 舞台設営協力/大川 裕
- 舞台写真/ 宮内 勝
- 宣伝美術/ Studio Terry "overground"
- 宣伝協力/原田 徹
- 制作/ 秦 岳志
- 山下陽子
- 協力/Jim Dennen 秦かおり エグリントン佐藤みか
- 野元良子 目羅幸恵 村岡秀弥 遠藤司
- スパイラルホール
- ITI-国際演劇協会
- [主催]
- 劇団解体社
- [共催]
- 公益財団法人セゾン文化財団
- [助成]
- 芸術文化振興基金