「永遠に人前に出せない作家」、ルイ・フェルディナン・セリーヌ。
総力戦の耳鳴りに取り憑かれた元・胸甲騎兵は、反ユダヤの記号を跳ね板に錯乱の度を加速、やがて狂乱・虚飾・迫害の共和国を逃れ、第三帝国の廃墟を縦断、ついにはコペンハーゲンの監獄へと辿り着き、白と黒と黄色の黙示録的シンフォニーをひとり口ずさむ。
劇団解体社は「セリーヌの世紀 三部作」を通して、20世紀の贖罪山羊(スケープゴート)たるセリーヌの文体/身体/音楽/神経/人体を賭け金に、来るべき「証言の演劇」に取り組んできた。新たなこのプロジェクトでは、彼の亡命の終着地であるデンマークで活動し、セリーヌに強い関心を抱き続けてきた二人の詩人・劇作家との共同作業に着手する。
終焉を欠いた、「セリーヌの世紀」を前にして。
- 日程/ Schedule
- 2017年
- 3月/23日 [木]・24日 [金]・25日 [土]・26日 [日]
- 29日 [水]・30日 [木] ・ 31日[金]
- 開演/Start
- 各日 20:00
- ※受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前です
- 会場/ Space
- 左内坂スタジオ (東京・市ヶ谷) リニューアルオープン
- チケット/ Ticket
- 2,500円
- ※劇場の構造上、客席数が限られております。お早めに、必ずご予約下さい。
- 予約・問い合わせ/ Booking
- ・web専用予約フォームはこちらから→
- *予約開始は2/5(日) 0:00です。
- ・E-mailでのご予約はこちらのアドレスから→
- ※件名に「セリーヌの世紀 観劇予約」とお書きいただき、お名前、ご観劇日、枚数をご記入の上お送り下さい。
- ・Phone/Faxでのご予約・お問い合わせは、03-6674-1290(解体社)
構成・演出/清水信臣
テキスト提供/Peter Laugesen(デンマーク)
『悪魔の家のアナーキスト』(翻訳:田口繁夫)
- 出演/Performers
- 熊本賢治郎
- 日野昼子
- 中嶋みゆき
- 青田玲子
- 石井康二
- 矢部久美子
- 毛利綾花
- 福島恵実
- 平地康浩
- 森澤友一朗(ピーチャム・カンパニー)
- 杉浦千鶴子(ラドママ・プロデュース)
- Mads Mazanti Jansen(デンマーク)
- スタッフ/ Staff
- 振付/日野昼子
- テキスト監修/森澤友一朗 Mads Mazanti Jensen
- 照明/河合直樹 (有)アンビル
- 照明操作/川口典成(ピーチャム・カンパニー)
- 音楽・音響/落合敏行
- 映像・技術監督/鈴木宏侑
- 宣伝美術/Studio Terry "overground"
- 制作/森澤友一朗 Mads Mazanti Jensen
- 助成/ Support
- 芸術文化振興基金